わかってもらえなくても大丈夫!
先日セッションを受けてくれている女の子から連絡がありました。
「さっとんさん、仕事辞めました!」
その子は今働いている職場のやり方や考え方が自分とあわなかったらしく、ずっとモヤモヤしながら働いていたみたいで、「どうしたら悩まずにもっと気楽に働けるのか?」という相談を受けていました。
勇気を出して一歩踏み出して、仕事を辞めて「すっきりした!」って言ってました。よかったよかった。
わかってもらいたかった
この女の子だけに限らず、ほとんどの人間関係の悩みは「わかってもらいたいけど、わかってもらえない」ということが原因です。まじでこればっかりです。
この女の子は仕事を辞めるときに、相手に本音を伝えたのにも関わらず、あまり理解してもらえず「暖簾に腕押し状態」で少し悔しかったらしいです。でもその悔しさをぐっとこらえて、「相手を言葉で理解させよう」ということをしませんでした。
それがとても素晴らしいなと思ったのです。本人は少しモヤモヤしているようだったけど。
わかってよ攻撃
逆にこのときに「なんでわかってくれないんですか?」「わかってもらいたいんです」ということを伝えると、ほぼ100パーの確率でこじれます。
これ、なんでこじれるかというと、この「なんでわかってくれないんですか?」「わかってもらいたいんです」という言葉や行動には、コントロールのエネルギーが含まれているからなんです。
相手だって人間です、誰かにコントロールされることを嫌がります。無意識に拒否反応が生まれます。そう、あなたが仕事で上司にコントロールされそうになってイライラしたのと同じで。
これを、「わかってよ攻撃」と呼ぶことにします。
わかってもらいたいのは勘違い
感情を抑えられないときは、わかってよ攻撃をしても大丈夫です。無理に我慢するよりはまだましなので。でもこらえられるなら、ぐっとこらえてみましょう。そうすると新しい自分になるきっかけにもなります。
そもそも「わかってもらいたい」のって、勘違いなんです。どこかで「自分はわかってもらえないんだー!」ということを信じ切ってしまったのが原因です。だから今目の前にいる相手には、全く関係ないことなんですね。
そしてそれにあわせて、「わかってもらえないことがダメなこと」だと信じているので、どうしてもわかってもらいたいのです。この状態を解消できたら、たとえわかってもらえなくても「ああ、あなたはそういう価値観の人なのね、おk」という感じでスルーできるようになります。
わかってもらえなくても大丈夫!
すぐに「なんでわかってくれないのー!」って状態から、「あなたはそういう価値観の人なのね」という状態に感じ方を変えるのって難しくて、トレーニングなんですよね。コツコツやることが大切です。
「私のことをわかってくれる人はたくさんいるし、もしわかってくれなくてもそれは相手の価値観が違うだけだから大丈夫」って、日々自分に投げかけるトレーニングだと思ってください。
地道かもしれないけど、これだけで感じ方が変わるんだったら簡単だと思いません?あきらめずコツコツやってみてください!
日々の変化を感じよう!
この仕事をしていて今回みたいに、相手にいい変化が見えたときってとっても嬉しいんです。ああ、やっててよかったなぁって思える瞬間です。
これは自分に対しても同じで、日々の変化を感じるってことはとても楽しいし、嬉しいことなので、よくよく観察してもらいたいなって思います!
0コメント