素直になれなかったから、素直になれない人の気持ちがわかる。
人間って、なかなか素直になれないものだと思います。でも本当は素直になりたいものだったりもします。
誰もが孤独になりたくないし、人と仲良くしたいし、愛されたいし、認められたいし、争いなんかしたくないと思っているはずです。そうやって思っているのに、なぜか素直になれない。つい喧嘩をしてしまう。人を傷つける言葉を吐いてしまう。
これって仕方のないことなんだろうなぁと思います。たぶんこれらのことは人間に元から備わっている機能なんです。望む望まないに関わらず、もともと備わっている機能なんです。
この機能があるから、人間らしく生きられるし、ドラマティックな人生を送れるし、乗り越えたときの喜びを味わえます。だから、「なくなればいいのに」と思っていても、きっとなくなったら物足りないと感じるものなんでしょう。
そして、それを乗り越えた人は「素直になれない人の気持ち」がわかるのです。素直になれない人のことを過去の自分のように愛おしく思えるようになるのです。そうやって人に手を差し伸べることができるのです。そうやって人を見守ることができるのです。
だから素直になれなかった自分に感謝。苦しくて、辛くて、面倒なことだけど、人生を有意義にする、とてもドラマティックな演出だなと思うのです。
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